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Q7. 長く留守番をさせると必ずトイレ以外の場所で粗相をしています。これって私への嫌がらせでしょうか?

→猫は「嫌がらせ」はしません。トイレの汚れや分離不安症の可能性が。


相手が嫌がることをわざとして困らせる「嫌がらせ」をするためには、先回りして行動を起こすというかなり高度なテクニックが必要になります。猫の知能レベルは人の23歳程度と言われているので、そこまで知恵が働くとは考えにくく、嫌がらせという感覚もないと思われます。

長時間の留守番はトイレが汚れるリスクも高まるので、それが粗相につながる可能性があります。また、飼い主さんがいないことで極度な不安を感じる「分離不安症」によって粗相をすることも。留守中の「いつ」粗相をするかが解決の手がかりとなりますので、監視カメラやビデオなどで留守中の様子を観察してみるとよいでしょう。外出直後に粗相したり鳴いたりしている場合は「分離不安症」が考えられますし、数時間後の粗相ならばトイレの汚れの可能性があります。トイレの汚れが原因ならば、トイレの数を増やすなどの対策を。分離不安症の場合は、獣医師に相談してください。


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外出直後に粗相したり鳴いたりしていないか留守中の様子を一度観察してみましょう。 

 

Q8. トイレに神経質で少しでも汚れていると床でしてしまうことも。粗相しやすい性格ってあるのでしょうか?どんな配慮が必要ですか?

→汚れているのが嫌なのか、そもそもトイレが気に入らないのかをしっかり観察しましょう。

 

きれい好き、神経質、自己主張が強い猫は、粗相しやすい傾向にあると言われています。まずは、トイレ以外の排泄の原因が汚れているからなのか、そもそもトイレが気に入らないのか観察してください。汚れている時に限ってということであれば、こまめな掃除を心がけ、トイレの数を増やして常に清潔な状態で使える環境を整えましょう。

また、トイレ容器をきれいに洗っても粗相をする時は、洗剤などの香料が原因のことも。特に猫は柑橘系の強い香りのする洗剤は苦手です。猫トイレを洗う場合は、無香料の洗剤を使うとよいでしょう。

≪お話を伺った先生≫

東京猫医療センター院長 服部 幸先生

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服部先生

2003 年北里大学獣医学部卒業。動物病院勤務後、2005 年より SyuSyu CAT Clinic 院長。2006年、アメリカのテキサス州にある猫専門病院「Alamo Feline Health Center」にて研修プログラム修了。2012 年「東京猫医療センター」を開院し、2013 年には国際猫医学会よりアジアで2件目となる「キャットフレンドリークリニック」のゴールドレベルに認定された。著書に『ネコにウケる飼い方』(ワニブックス PLUS 新書)、『猫の寿命をあと 2 年のばすために』(トランスワールドジャパン)、監修に『ネコの看取りガイド』(エクスナレッジ)ほか。